トピック
    現物取引、現物マージン取引、先物取引の違いについて
    bybit2024-10-19 05:57:21

    暗号資産市場では、資産を取引するさまざまな方法が提供されていますが、初心者としては、代表的な3つの取引方法の基本を理解しておくことが重要です。

     

    i)現物取引

    ii)現物マージン取引

    iii)先物取引 

     

    ここでは、上記3つのアプローチについて初心者向けに分かりやすく説明し、それぞれの特徴を理解したうえで最適な方法を選択できるようにします。






    現物取引、現物マージン取引、先物取引について

    現物取引

    現物取引は、現実世界の売買取引のようなものです。現物取引では、ビットコインやイーサリアムのような実際の資産を現在の市場価格で直接売買します。購入者と販売者との間で2つの資産を直接交換することで、資産の所有権を即時に取得できます。キーポイントは以下のとおりです。

    • 即時交換: 実際の資産を即時に取得できます。

    • 所有権: 資産を所有し、お客様ご自身のウォレットに保管できます。

    • レバレッジなし:レバレッジを利用せず、ご自身の保有資産を使用して取引を行います。




    現物マージン取引

    現物マージン取引では、プラットフォームから資金を借りてより大きな取引を行えるため、現物取引の幅が広がります。現物取引との相違点は以下のとおりです。

    • レバレッジ:プラットフォームから資金を借りて、より多くの資産を売買できます。

    • 担保: 借入を行うには、他に担保となる証拠金資産が必要です。

    • 所有権:資産を所有できますが、ローン資産価値比率(LTV)が過度に上昇するなど、状況が悪化した場合には強制決済リスクが生じます。




    先物取引

    先物取引は、原資産から価値を派生させる契約です。先物契約の売買では、原資産となる暗号資産を所有するわけではありません。その代わりに、将来の特定の日にあらかじめ決められた価格で資産を売買する契約を結びます。

     

    暗号資産の先物市場では、必ずしも受渡日に原資産を売買する必要はありません。お客様の損益は、市場に参入したときの資産価値と、受渡日または契約を売却した日の資産価値の差に基づいて計算されます。

     

    Bybitには、さまざまな先物契約があり、1日から3ヶ月まで幅広い満期日のインバース先物契約やUSDC先物契約を提供しています。また、インバース無期限契約、USDT無期限契約、USDC無期限契約など、満期日のない無期限契約もご用意しています。

    • レバレッジ:少額の証拠金で大きなポジションを保有できます。ただし、少額の証拠金でポジションを維持する場合は、強制決済リスクが高まる点にご注意ください。

    • 満期日:先物契約には満期日があり、契約が満了する際にポジションを決済する必要があります。一方、無期限契約には満期日がなく、証拠金要件を満たしている限り、無期限に保有できます。証拠金要件が維持されない場合、強制決済のリスクがある点にご注意ください。

    • 投機とヘッジ: 投機(利益追求)およびヘッジ(リスク軽減)の2つの目的で使用されます。






    現物取引、現物マージン取引、先物取引の比較

     

    現物取引

    現物マージン取引

    先物取引

    先物契約

    無期限契約

    市場

    現物市場

    現物市場

    先物市場

    無期限市場 

    満期日

    該当なし

    該当なし

    満期日の種類は1日から3ヶ月まで。

    満期日はなく、無期限に保有できます。

    取引手数料

    現物取引手数料

    1. 現物取引手数料

    2. 借入金額に応じて利息が発生します。

    3. 自動返済が実行された場合は、返済手数料がかかります。

    1. 先物取引手数料

    2. 決済手数料


    統合取引アカウントでは、利息および返済手数料が発生する場合があります。詳細については、こちらをご覧ください。

    1. 無期限取引手数料

    2. 資金調達料


    統合取引アカウントでは、利息および返済手数料が発生する場合があります。詳細については、こちらをご覧ください。

    レバレッジ

    レバレッジはサポート対象外です。


    100 USDT相当の資産を取得するには、ご利用のアカウントに100 USDTを保有している必要があります。

    レバレッジを利用すると、現在の保有資金のX倍の取引が可能になります。たとえば、10 USDTに対し10倍のレバレッジを使用すると、最大100 USDT相当の資産を購入できます。お客様が所有する10 USDTを差し引くと、プラットフォームから90 USDTを借りられます(その他の要因は考慮しないものとします)。

    レバレッジを使用すると、少額の資金でポジションを建てられます。たとえば、100 USDTの証拠金が必要なポジションの場合、レバレッジを使用せずにコストをカバーするには100 USDTが必要になります。しかし、10倍のレバレッジを使用することで、わずか10 USDTで100 USDT相当のポジションが建てられます。

    最大レバレッジ

    該当なし

    10倍

    通貨ペアにより、25倍から125倍まで。

    借入

    サポートなし


    プラットフォームから資金を借りて、次の1時間の利息を計算します。

    標準アカウントでは、借入はサポートされていません。


    統合取引アカウントでは、資金を借りて先物取引を行えます。詳細については、こちらをご覧ください。

    担保

    該当なし

    強制決済を回避するには、返済の担保として十分な証拠金資産が必要です。

    必要証拠金(IM)は、ポジションの担保です。


    IM = ポジション価額 / レバレッジ

    収益戦略

    時間が経過して暗号資産の価値が上昇すれば、資本価値の上昇から利益を得られます。

    担保として十分な証拠金資産を保有していれば、資産を保有していなくても、プラットフォームから借りて売買できます。


    詳しくは、こちらをご覧ください。

    短期的な価格の上昇や下落から利益を得られます。

    安く買って高く売るという従来の戦略だけではなく、ショートを利用することで下降トレンドでも利益を得られます。また、先物契約は、不測のリスクや極端な価格変動に対するヘッジ手段として機能するため、長期投資家に適しています。

    強制決済リスク

    なし

    あり

    あり

    あり

    強制決済の基準

    該当なし

    標準アカウント:ローン資産価値比率(LTV)が95%に達すると、強制決済が実行されます。


    統合取引アカウント:維持証拠金率(MMR)が100%に達すると、強制決済が行われます。

    標準アカウント:マーク価格が強制決済価格に達すると、強制決済が実行されます。


    統合取引アカウント:維持証拠金率(MMR)が100%に達すると、強制決済が行われます。

    強制決済トリガー発生時の処理

    該当なし

    借入金と利息は、お客様の証拠金資産から自動的に全額返済されます。

    ご利用のマージンモードしだいでは、ポジションを維持するために投資していた証拠金の一部(部分強制決済)またはすべてを失うことがあります。

    役に立ちましたか?
    yesはいyesいいえ