指値注文は、「注文価格」という特定の価格を設定できる注文の一種です。 成行注文と比べると、指値注文は、注文執行の保証はないものの、参入または決済価格の管理が容易になります。指値注文を設定したのに即座に執行された場合、主な理由は次のとおりです。
POST-ONLY機能を選択しなかったため
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ロング買い注文=最良ASK価格(トレーダーが売りたい価格)よりも高い注文価格を設定したため
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ショート売り注文=最良BID価格(トレーダーが買いたい価格)よりも低い注文価格を設定したため
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POST-ONLY 機能をしていなかったため
上記の注文板では、トレーダーが買い注文価格を最良ASK価格より高値、もしくは売り注文価格を最良BID価格より安値に設定した場合、指値注文はすぐに執行されます。
A)例えば、指値買い注文で注文価格をUSD 10,207と設定した場合、システムでは次のことが行われます。
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注文板の最良ASK価格は10,183ドルです。
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安値買いと高値売りのロジックを使用して、システムは注文価格と最良ASK価格(10,207ドル対10,183ドル)を比較し、その特定の時点で低い価格である10,183ドルで注文を約定できると判断します。
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注文は、契約数量が満たされた時点か、10,207ドルに達する時点のいずれか早い時点にて執行されます。
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注文履歴内ではどのように表示されるのか、以下のスクリーンショットを参照してください。
B) 例えば、指値売り注文で注文価格をUSD 10,100と設定した場合、システムでは次のことが行われます。
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注文板の最良BID価格はUSD 10,182.50です。
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安値買いと高値売りのロジックを使用して、システムは注文価格と最良BID価格(10,100ドル対10,182.50ドル)を比較し、その特定の時点で高い価格である10,182.5ドルで注文を約定できると判断します。
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注文は、契約数量が満たされた時点か、10,100ドルに達する時点のいずれか早い時点にて執行されます。
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注文履歴内ではどのように表示されるのか、以下のスクリーンショットを参照してください。