マージン取引では、トレーダーにとってロングおよびショートポジションの理解が鍵となります。売買がどのようになされるのかを説明する前に、まずはこの二つの用語を整理してみましょう。

 

• ロング: トレーダーがロングポジションを維持するとは、通貨の価格が将来上がると期待することを意味します。もし価格が期待通りの方向、すなわち上方へと移動するなら、低い価格で買い、その後により高値で売ることが可能です。このようにして、価格差から利益が得られます。

 

マージン取引では、さらなる通貨を買い/ロングするためにUSDTを借入れ、通貨を売ったらUSDTと利息を返済することが可能です。

 

• ショート: トレーダーがショートポジションを維持するとは、通貨の価格が将来下がると期待することを意味します。もし価格が期待通りの方向、すなわち下方へと移動するなら、高い価格で売り、その後により低値で買うことが可能です。このようにして、価格差から利益が得られます。

 

マージン取引により、さらなる通貨を買い/ロングするため相応の通貨を借り入れ、通貨を買い戻した後、借入通貨と利息を返済することが可能になります。

 

 

ロング

山田さんはBTC価格が将来上がることを期待していると仮定します。

要因

取引ペア: BTC/USDT

BTC価格: 50,000 USDT

レバレッジ: 5倍 

山田さんは50,000 USDTにて1 BTCをロングしたいと仮定します。現在山田さんには現物アカウントにて10,000 USDの利用可能残高があります。5倍のレバレッジで、1 BTCの買いが可能です。ロング注文が実行されると、システムは自動的に40,000 USDTの価格で1 BTCを購入すべく、50,000 USDTを借り入れます。

 

二日後に、このBTC価格は52,000 USDTに上昇しますので、山田さんは1 BTCを売り、手動で借入れた40,000 USDTを返済します。以下の計算により、1,600 USDT*の利益が得られます。

 

利益 = (52,000 − 50,000) × 1

 

 

 

 

 

 

 

ショート

田中さんはBTC価格が将来下がることを期待していると仮定します。

要因

取引ペア: BTC/USDT

BTC価格: 50,000 USDT

レバレッジ: 5倍

田中さんは50,000 USDTにて0.8 BTCをショートしたいと仮定します。

現在田中さんには現物アカウントにて10,000USDTの利用可能残高があります。

5xのレバレッジにて、0.8 BTCの売りが可能です。

ショート注文が実行されると、システムは自動的に50,000 USDTの価格で売るべく、0.8 BTCを借入れます。

このとき、田中さんの現物アカウントの合計資産は50,000 USDTです。

 

二日後に、このBTC価格は48,000 USDTに下落しますので、田中さんは0.8BTCを38,400USDT (0.8X48,000) を買い、借入れた0.8 BTCを手動で返済します。

以下の計算により、1,600 USDT*の利益が得られます。

 

利益 = 50,000 − 38,400 − 10,000

 

 

*現物取引手数料および利息は上記例示に含まれていません。手数料計算について詳細は、Bybitマージン取引-手数料について をご参照ください。