Bybitでは、BTCなどの暗号資産を基準通貨として使用できるインバース無期限契約を提供しています。インバース無期限契約では、まず米ドル(建値通貨)で取引数量を設定する必要があります。その後、証拠金、利益、損失が基準通貨(BTC、ETHなど)を使用して算出されます。したがって、BTCUSDまたはETHUSDのインバース型無期限契約を取引したい場合は、デリバティブアカウントでBTCまたはETHを保有する必要があります。
補足:資産交換機能を使用すると、必要に応じてすぐに資産を交換することができます。詳細については、資産の変換方法 をご参照ください。
インバース無期限契約の概要
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Bybitインバース型無期限契約の詳細については、こちらをご参照ください。
例
BTC価格が23,000ドルの時に田中さんは10,000契約(10,000ドル相当)を購入したと仮定します。この時、10,000ドルに相当するBTCは、「10,000 ÷ 23,000 ≒ 0.435 BTC」となります。
その後、BTC価格が上昇し、田中さんは25,000ドルですべてのポジションを決済したとします。つまり、田中さんが10,000ドルの契約を買い戻し、同じ価値のBTCを売却することを意味します。その時の10,000ドルに相当するBTCは、「10,000 ÷ 25,000 = 0.4BTC」となります。
その結果、トレーダーAは、0.435 - 0.4 = 0.035 BTCの利益を得たことになります(取引手数料と資金調達料を除く)。
インバース型無期限契約の損益計算方法の詳細については、こちらをご参照ください。
インバース型無期限契約とUSDT無期限契約の違いについて
インバース型無期限契約とUSDT無期限契約では、証拠金、損益、リスク影響度の計算方法が異なっています。
証拠金と損益の計算
インバース型無期限契約における証拠金および損益計算では、BTCまたは他の暗号資産を担保として使用しており、BTCまたはその他の暗号資産で決済されます。リニア無期限契約の計算方法は、インバース型無期限契約より簡単です。リニア無期限契約はUSDTを建値通貨および担保として使用しており、USDTで決済されます。
詳細はこちら
リスク影響度
インバース型無期限契約では、原資産で取引および決済が行われます。たとえポジションを保有していないとしても、当然、担保自体は市場のリスクにさらされます。
一方で、USDT無期限契約はUSDTで決済されます。そのため、BTCなどを担保として使用した場合の市場リスクを気にする必要はありません。ただし、ステーブルコインは100%安定しているとは限らず、USDTも全くリスクがないというわけでもありません。取引のリスクはお客様ご自身で適切に管理をしてください。