Bybitで初めて現物取引ボットを作成する方に向けて、その手順をご紹介します。
現物取引ボットを作成する
ステップ1:ナビゲーションバーで「現物」→「取引ボット」をクリックし、「Bybit取引ボット」のページに移動します。
または、現物取引のページで、右側の注文ゾーンに移動し、「ツール」→「現物取引ボット」を選択します。
ステップ2:「ボットを作成」をクリックして「現物取引ボットを作成」のページに移動し、現物取引ボットを作成します。
Bybit取引ボットを作成したことがある場合、Bybit取引ボットのページの右上隅にある「マイボット」で合計資産(USDT)および現在の損益(USDT)を確認できます。
ステップ3:現物取引ボットの作成方法は2つあります。
1. 手動
パラメータ |
内容 |
通貨ペア |
現物ペアを選択します。 |
価格範囲 |
下限価格と上限価格を設定します。取引ボットは、その価格範囲内でのみ動作します。市場価格がその価格範囲外に変動した場合、取引ボットで新規注文は発注されません。 |
グリッド数 |
グリッド数量を入力します。グリッド数が多いほど、価格間隔は小さくなります。そのため、変動の激しい相場ほどお客様の注文の約定回数が増える可能性がありますが、同時に取引手数料も増えるため、結果的に利益が少なくなります。 |
投資総額 |
投資額を入力し、クォートトークン、ベーストークン、またはその組み合わせで投資できます。 ボットを作成するには、資金調達アカウントに資産を保有している必要があることにご留意ください。 |
詳細設定(任意) |
参入価格:参入価格を設定して、現物取引ボットを特定の価格水準で作成します。参入価格を設定しない場合、ボットは現在の市場価格で自動的に通貨を購入します。 |
損切価格:通貨の市場価格が損切価格に達した場合、ボットは停止し、自動的に所定の水準でベーストークンをUSDTで売却することで、損失を最小限に抑えます。 | |
利食価格:通貨の市場価格が利食価格に達した場合、ボットは停止し、自動的に所定の水準でベーストークンをUSDTで売却することで、利益を確定します。 |
注:
— ベーストークンは、通貨ペアの基本単位です。たとえばBTC/USDTの場合、ベーストークンはBTCであり、売買の対象となる資産のことを指します。
— 参入価格は、現在の市場価格の30%を下回ってはならず、また市場価格の100%を上回ってはなりません。その場合、発注はできません。
— 利食価格は、参入価格および価格上限を上回る必要があります。
— 損切価格は、参入価格および価格下限を下回る必要があります。
— 市場価格が参入価格に達した場合、取引ボットは最適価格で買入を行い、現物取引ボットが正しく実行されるよう確保します。
2. 自動設定
自動設定を使用すると、システムにより、過去の現物通貨ペアの取引実績データに基づくパラメータが推奨されます。または、お客様の設定に基づき、お客様はAurora AIのおすすめを参照して現物取引ボットを作成することもできます。
次に「ボットを作成」をクリックします。
ステップ4:作成した取引ボットの情報を再確認し、「確定」をクリックすると取引が始まります。
これで現物取引ボットが作成できました。
現物取引ボットを確認する
「確定」をクリックすると、自動的に「マイボット」に移動し、利用中の取引ボットが表示されます。
詳細情報を確認したい取引ボットの右上隅にある「詳細」をクリックします。この詳細情報には、現物取引ボットの現在のステータス、「ポジション」タブの現在の注文、注文履歴が含まれます。
合計損益および現在の損益の計算式は、以下のとおりです。
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[合計損益 = グリッド利益の実現損益 + ベーストークン価額の未実現損益]
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[現在の損益 = 実現グリッド利益 + 未実現損益 - 合計出金グリッド利益]
損益計算の詳細について、詳しくは損益計算(現物取引ボット)をご覧ください。
または、取引ボットのページに移動し、「View My Bots(マイボットを確認する)」をクリックします。
現物取引ボットのパラメータを変更する
現物取引ボットが作成されると、価格範囲、グリッド、利食い、損切りなどのパラメータを柔軟に調整できます。
ステップ1:現物取引ボットの詳細ページに移動し、「Modify(修正)」をクリックします。
ステップ2:価格範囲、グリッド、利食/損切を修正します。新しいパラメータの設定には、追加の投資額やベーストークンの売買数量の修正が必要になる場合があります。
注:
— 現在の修正パラメータは、利食いおよび損切り設定を個別に変更できません。利食いおよび損切りを調整するには、グリッド数量または価格範囲のいずれかを修正する必要があります。
— パラメータを修正すると、以前の利食いおよび損切り設定はキャンセルされます。パラメータを修正する際、利食いおよび損切りを再設定できます。
— ボットのパラメータを調整する際に追加の投資額が必要となる場合、資金調達アカウントに十分な資金があることを確認してください。
ステップ3:修正パラメータを確認し、「確定」をクリックします。
現物取引ボットのパラメータが修正されました。
現物取引ボットの利益を出金する
現物取引ボットの利益を出金するには、ボットの「詳細」に移動し、「出金」をクリックします。
手数料控除後のグリッド利益を限度に出金できます。出金ウィンドウに表示された「Max. Withdrawal Amount(出金限度額)」を参照してください。出金額は、資金調達アカウントに入金されます。
現物取引ボットを停止する
現物取引ボットを停止するには、現物取引ボットの詳細ページに移動し、「停止」をクリックします。
ボットが停止されると、約定待ちのすべての注文がキャンセルされ、お客様の資金は資金調達アカウントに返金されます。
以下のいずれかの方法でボットを停止できます。
1. クォートトークン:すべてのベーストークンは、市場価格でクォートトークンに変換されます。
2. クォートトークン + ベーストークン:すでに保有しているベーストークンとクォートトークンを受け取ります。
3. ベーストークン:すべてのクォートトークンは、市場価格でベーストークンに変換されます。